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奇跡のシンフォニー
2008/06/26(Thu)
音楽映画が好き。
それが作品のイメージととうまく溶け合っているものならなおのこと。

そんなこんなで見てきたのが「奇跡のシンフォニー」。
これは「天使にラブソングを・・・」「コーラス」「ドリーム・ガールズ」「スウィング・ガールズ」が好きな人にはたまらないと思う。

ストーリーはいたってシンプル。

生後まもなく養護施設に預けられたエヴァン。
彼はそのまま施設で育ち、11歳のときにそこを抜け出す。
自分の中に聞こえる音楽が、まだ見ぬ両親と自分を結びつけてくれると信じて―。


何がすごいってエヴァンがすごい。
彼には周りの音がすべて音楽に聞こえる。絶対音感ってやつかなあ。
エヴァンの才能はそれだけじゃなく、ギターも作曲も教えられれば短時間でマスター。
しかも大人顔負けなくらいに。
そんな彼がふれる音、聞いた曲、作り出す音楽が、ストーリーの展開にあわせて津波のように押し寄せてくる。

見てる側はただ押し上げられて流されるだけ。まさに音の洪水。

あとでこの映画の監督が女性だと知って納得。
こういう、理屈よりも感覚に任せた作り方は女性ならではだと思う。


作中で扱われる音楽もすごい。
ゴスペルにロックにクラシック、あとR&Bもあったかな。
一部を除いて、この映画のためだけに作られたものなんだそう。
作品の冒頭とラストで、ロックとチェロコンチェルト(?)の全然ちがう曲がみごとにシンクロするシーンなんて鳥肌もの。
エヴァンが作ったオーガスト・ラプソディーもすごい。
彼がそれまでに聞いてきた音に加えて、ゴスペルやロックの要素が入った新しいクラシック。


エヴァンと彼が出会う人たちとのふれあいにも感動。
現実的に考えたらかなりあり得ない話。
けどたまにはこういう奇跡みたいなお話があってもいいんだと思いたい。


とにかくもっともっと見てみたいと思える映画でした。
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