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JUNO
2008/06/19(Thu)
**ネタバレ注意です


ようやく見れました!
映画館で予告編をみてから、ずっと気になってた「JUNO」。

アメリカのオタクな女子高生がうっかり妊娠。
だけど中絶するのも気が進まなくて、赤ちゃんを養子に出すことにするという・・・。
なんかあらすじだけ聞くと、前に日本でやってたドラマにも似てるような。。
でもストーリーは天と地って感じでした。



まず主人公のジュノにぜんっぜん悲壮感がナイ。
里親希望のカップルに、

「今すぐ(ベビーを)搾り出してあなたたちにあげたいくらいなんだけど」

とかあっけらかんと言っちゃう。

最初は中絶を考えてたのに、クラスメートに「おなかの赤ちゃんにはもうツメもできてるのよ!」と言われ、それじゃ殺せないわな、とあっさり中絶をやめる。


このへんはいろいろと意見が分かれるところだろうな。。(^_^;)
でも、「10代で出産するのは無責任だから」とか「中絶は倫理的によくないから」っていう理由よりも、ジュノの考え方のほうがいかにもイマドキの子って感じで「らしい」と思う。

それでいてパンク好き、物怖じしないで言いたいことをいう性格で、周りからは変わった子だと思われている。
でも本人はまったくそれを気にしない。好きなことは好き、嫌なことは嫌。
大事なことには、絶対に自分を曲げたりしない。

ちょっと変な子だけど、そこがかわいい!!


こういう個性的な子を持ってる両親はどう反応するかというと。

ジュノから相談を受けてまず困惑。
「退学処分かドラッグのことかと思ってた」とか言いながら、それならしょうがないよね、って受け入れる父親と継母。

てっきり「ふしだらな!」とか言って娘をたたくとか、「世間体が・・・」とか言って断固反対するのかと思ってた・・・( ゜o゜!)

ついでにベビーを里子に出すのにも抵抗ナシ、学校へもそのまんま通わせる。
これもスゴイ。これが日本だったらけっこう風当たり強いと思うなあ。
日本が閉鎖的すぎなのか、アメリカがオープンすぎなのか・・・(゜へ゜;)

とにかくこれまでもってた固定観念を壊されまくり。


もうひとつ、いい意味で先入観を裏切られたのは継母のブレン。
ジュノの妊娠をきっかけに、出産の先輩として継子と向き合う。
このひとがかっこいい!

「10代での子育ては劣悪な環境」と検査技師にいわれて、「里親なら完璧だっていう保証はどこにあるの?黙って検査だけしてなさい」とピシャリとジュノをかばう。
ジュノのためにマタニティウェアを縫い、ジュノが思いつきで行動すればたしなめる。
喧嘩になれば遠慮なく本音をぶつける。

友達のような母親ってこんな感じなのかなあ。
そうだよねえ、他人だって何年も一緒にいれば情がうつるもの。
継母だからって必ずしも継子を嫌うとは限らないか。
血はつながってなくたって親子らしくなることはできるわけだ。


そのメッセージは、そのまま里親のヴァネッサとジュノのべビーへ。
ヴァネッサは成功したマジメなワーキングウーマン。
夢をあきらめられない旦那が尻込みして逃げ出しても、それでも子供がほしい。母親になりたい。
最初はヴァネッサをあんまりスキじゃなかったジュノも、だんだん彼女を理解するようになっていく。


とにかく女が強い。
けど周りの男性陣も不思議に魅力的。
特にジュノの悩みに真剣に答える実父がステキ。


そんなこんなで最後までほのぼのと見れましたー。
ラストで、ジュノが「やっぱり赤ちゃんは私が育てる!」とかいうオチにならないのもよかった。
このテのお話だとそういうオチが望ましいんだろう(ってイメージがある)けど、現実はそんな簡単なもんじゃないもんね。

ひとまわり成長したジュノがまぶしい。


また見たい!
そして作中に流れる曲のサントラがほしい!
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